カクテル作りには三つの基本的な手法があります。
それぞれの手法にはそれぞれのメリットがあり、使うべきタイミングがあります。
そこで、ここではカクテルを作る全ての人が知るべき、カクテル作りの基本を紹介します!
最も直感的なビルド手法

ベーシックなビルド手法は、おそらく最もシンプルな手法です。
その利点は何と言っても出来上がるまでのスピードにあります。
炭酸を使用するカクテルの場合は、ビルド手法を使うことで、炭酸が抜けずにしっかりとしたカクテルを作ることが出来ます。
ビルドに必要な道具

ビルドに必要な道具はバースプーンのみ!
バースプーンは、ら旋状の持ち手が特徴的で、どの角度からも均等なスピードで混ぜられるように作られています。
グラスは基本的にトールグラスが使用されますが、ロックグラスやシャンパングラスでもビルド手法はよく利用されます。
ビルドカクテルを作る時のコツ

ビルドカクテルに限ったことではありませんが、まずグラスをしっかり冷やすことが大切です。
事前にグラスを冷凍庫に入れておくか、作る前に氷をグラスいっぱい入れてステアし、冷えきった時点で溶けた水を捨てると良いでしょう。
また、炭酸を入れる時には、氷と氷の間をめがけてゆっくり入れることで炭酸が抜けることを抑えることが出来ます。
ビルドを練習できる王道カクテル:ジントニック

最もシンプルで有名なジントニックは、オランダでマラリアに対抗する為に作られた飲み物です。
甘味・酸味・苦味に加えられたジンのフローラルな香りが魅力的なカクテルです。
材料
- ジン 40ml
- ライム 一切れ
- トニックウォーター 適量
作り方
- 冷やしたトールグラスに氷とジンを入れ、ライムを1切れ搾る(お好みで搾ったライムを入れる)
- 10回ステアする
- グラスいっぱいになるまでトニックウォーターを注ぎ、優しくステアする。
- お好みでライムを飾る
滑らかさMAXのステア手法

ビルド手法でもステアは行ないますが、ステア手法はステアをした後に、氷以外を別のグラスに移す手法を指します。
ステア手法に必要な道具

バースプーンに加え、ミキシンググラスとストレーナーが必要です。
ミキシンググラスはずっしりとした重さと、氷をいっぱい入れられるように広い底としっかりとした高さが特徴です。
ストレーナーの種類は様々ですが、家庭用には洗いやすいジュレップ・ストレーナーがおすすめです。
ステアカクテルを作る時のコツ

刺激を与えずに冷やしながら氷を溶かすことで、滑らかな舌触りを実現するステアカクテル。
ステアする回数が少なすぎると温度が下がりきらず、多すぎると水っぽくなってしまいます。
氷が浮かないぐらいにいっぱい氷を入れて、ステアグラスの外側が白くくもり、香りがふわっと広がるまでステアすると良いでしょう。
また、グラスを前もって冷やすことも忘れないようにしましょう。
ステアを練習できる王道カクテル:マティーニ

マティーニは、カクテルの王様とも言われ、最も象徴的なカクテルです。
逆三角形のマティーニグラスは、バーを始める上で絶対に備えておきたいものの一つです。
スパイ映画「007」でジェームズ・ボンドが “Shaken, not stirred (ステアせずにシェイクで頼む)” というセリフから、シェイクするカクテルだと勘違いされがちですが、マティーニは昔から代々ステアして提供されます。
材料
- ジン 45ml
- ドライベルモット 45ml
(ジンの比率を上げればドライマティーニとなります)
作り方
- ステアグラスにジンとベルモットを入れる
- 氷をたっぷり入れ、しっかりと冷えるまでステアする
- ステアグラスにストレーナーを被せ、冷やしておいたマティーニグラスに注ぐ
- お好みでオリーブを飾ったり、レモンピールを絞って入れる
最も派手なシェイク手法

最もビジュアル的な手法であるシェイク技法は、誰かの前で行うには最適です。
シェイクをしてカクテルに刺激を加えることで、空気を含ませたり成分を分解してしっかりと混ぜ合わせます。
牛乳や卵白を使用するカクテルや、柑橘系の果汁を含むカクテルに使われます。
シェイク手法に必要な道具

カクテルシェーカーには、日本で最もメジャーなスリー・ピース・シェーカーと、2杯以上同時に作る時に嬉しいツー・ピース・シェーカー(ボストンシェーカー)があります。
どちらも使えますが、滑らないように高品質なものを選ぶことをお勧めします。
シェイクカクテルを作るときのコツ

シェイクは氷を激しく溶かすため、必要以上の希釈を最大限抑えることが重要です。
まず材料をシェーカーに入れ、シェイクする直前に氷を入れるようにしましょう。
一般的な氷の量は以下の通りです。
- スリー・ピース・シェーカー:入れられるだけ入れる
- ツー・ピース・シェーカー:小さい方のカップに入れられるだけ入れる
シェイクをするときは滑らないようにしっかりと蓋をして握り、力強くシェイクすることで急速に冷やします。
シェイクを極めたバーテンダーは、材料や温度に合わせて、使う氷の形や量、振り方や振る長さを調整します。
シェイクを練習できる王道カクテル:マルガリータ

アルコール度数が高いパーティードリンクとして見下されがちですが、しっかりと作られたマルガリータほどバランスが良いカクテルはなかなかありません。
柑橘からくるフルーティーな酸味が、夏にぴったりな刺激的なカクテルを生み出します。
材料
- ビアンコテキーラ 60ml
- オレンジリキュール 30ml
- ライムジュース 30ml
作り方
- 材料を全てシェーカーに入れる
- 冷やしたカクテルグラスの縁をライム果汁などで濡らし、塩をつけておく
- シェーカーに氷を入れて、力強くシェイクする
- シェイカーの表面が白くなったらカクテルグラスに注ぐ
- お好みでライムを飾る
まとめ

プロのバーテンダーでも、趣味でカクテル作りを楽しむ方でも、最初はこの3つの手法からスタートします。
これらを使いこなすことができれば、作れるカクテルは星の数ほどあります。
練習は必要ですが、最初から上手くいかなくても安心してください。
練習すればするほど、自分好みのカクテルが作れるようになりますので、是非カクテル技術を磨いていってください!



