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マティーニの作り方・アレンジ・歴史|カクテル辞典

カクテル辞典
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マティーニは、カクテルの中でも特に象徴的な存在であり、しばしば「カクテルの王様」と称されます。

そのシンプルなレシピにもかかわらず、作り方を理解するとその複雑さと奥深さが垣間見えます。

ジンとベルモットという2つの材料をどのようにブレンドするかによって、全く異なる味わいを楽しむことができるのです。

マティーニ Martini
タイプショート
手法ステア
特徴すっきり、辛口、滑らか、ドライ、ハーブ

材料名分量
ロンドン・ドライ・ジン60ml
ドライベルモット30ml
オレンジビターズ2振り
飾り:オリーブ、レモンピール
  1. ステアグラスにロンドン・ドライ・ジン、ドライベルモット、オレンジビターズを入れる
  2. 氷をたっぷり入れ、しっかりと冷えるまでステアする
  3. ステアグラスにストレーナーを被せ、冷やしておいたマティーニグラスに注ぐ
  4. オリーブを飾るか、レモンピールを絞って入れる
タップしてコツや注意点をチェック!
  • ロンドン・ドライ・ジンを使用する
    すっきりとした味わいを出すために、ロンドン・ドライ・ジンを使用しましょう。プリモートもOKです。
  • ブランコベルモットでないことを確認する
    ドライベルモットに見た目と名前が似ているブランコベルモットは、ドライベルモットよりも甘いため、本来のさっぱりとしたマティーニの味わいを得ることが出来ません。間違いないように気をつけましょう。
  • オリーブ選びに怠らない
    高品質の瓶詰めオリーブを選びましょう。オリーブが浸かっている塩水もマティーニの風味に影響するため、品質の良いものを選ぶことが重要です。
  • ステアする時に味見する
    ステアは少なすぎると十分に冷えず、逆に多すぎると水っぽくなってしまいます。バースプーンやストローで味見をしながら、ステアの回数を調整するのがオススメです。
  • グラスはしっかり冷やしておく
    グラスは前もって冷凍庫に入れておくか、氷水を入れて冷やしておくと、飲んでいる間に常温になるのを防ぐことができます。
  • レモンピールをグラスの上で絞る
    レモンピールを絞る際には、外側を下にして軽く折るようにすると、香り成分を豊富に含んだオイルがカクテルの上に広がります。グラスの縁にオイルを塗るとさらに香りが広がります。ピールを中に入れるのも良いですが、苦味が気になる場合は内側の白い皮を取り除きましょう。
  • オリーブを別皿で提供するのもOK
    オリーブを別のショットグラスに入れておいて、味変を楽しみたい時に追加するのも良いアイデアです。ちなみに、オリーブは偶数個入れると縁起が悪いと言われているため、1個か3個にしましょう。
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類似カクテル
  • ウォッカマティーニ(カンガルー)
    マティーニのジンをウォッカに置き換えたもの
  • ダーティーマティーニ
    マティーニにオリーブを浸けている塩水を加えたもの
  • マルティネズ
    マティーニよりも甘めの味わいが特徴の、マティーニの原形とされているカクテル
  • ヴェスパー
    初代ボンドガールのヴェスパー・リンドの名前が付けられた、スパイ小説007に登場したカクテル

特徴

マティーニは、カクテルの王様と称されるだけあり、辛口でありながらも爽やかで紳士的な味わいが特徴です。

その滑らかな口当たりや芳醇な香り、オリーブの塩味と旨味が調和した独特の味わいは、洗練された大人のたしなみとして愛されています。

透き通った緑がかった色合いと、1925年のパリ万博で誕生した幾何学的なデザインのマティーニグラスは、このカクテルの魅力を一層引き立てます。

アレンジ方法

マティーニは、そのシンプルなレシピにもかかわらず、数々のアレンジが可能なカクテルです。

ジンとベルモットの比率を変える

Vox Efx from Baltimore, United States, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

マティーニ・ディ・アルマ・ディ・タッジアが開発したとされるマティーニは、ジンとベルモットを1:1の比率で作られますが、中にはベルモットをほとんど入れない人もいます。

ベルモットの比率を下げる場合は、よりスッキリとした味わいを楽しむためにステアする回数を増やすことがお勧めです。

ジンとベルモットの比率によってマティーニの呼び方が変わります。

  • ドライマティーニ  : ベルモットの比率が低いマティーニ
  • ウェットマティーニ : ベルモットの比率が高いマティーニ

ジンをウォッカに変える

Odessa, Ukraine, 29.08.23: Absolut vodka, alcohol drink

ジンの特徴的な香りが苦手な人には、ウォッカを使用したウォッカマティーニがおすすめです。

ウォッカを使うことでよりさっぱりとした味わいになり、料理との相性も良いです。

ステアではなくシェイクする

通常、マティーニはステアすることで作られますが、ジェームズ・ボンドが「シェイクで、ステアせず」と言っていることから、シェイクを試す価値があります。

シェイクすることで急激に冷え、より薄まりますが、その分飲みやすくなります

キンキンに冷えた水を飲む感覚でマティーニを楽しむことができます。

歴史

世界中で愛されるカクテル、マティーニ。

その洗練された味わいや格式あるイメージは、多くの人々を魅了し続けています。

しかし、その誕生には謎が多く、様々な伝説が紡がれています。

諸説あるマティーニの起源

マティーニはその起源に多くの謎を秘めています。

様々な説がありますが、その真相は未だ明らかになっていません。

マティーニの起源
  • マルティネズ説:
    ジェリー・トマスがマルティネズという街で同名のカクテルを開発し、それを姉妹カクテルとして作成したという説
  • サンフランシスコ説:
    サンフランシスコからマルティネズへ旅する人々のためにサンフランシスコで開発されたという説
  • ニューヨーク説
    ニッカーボッカーホテルのイタリア人バーテンダー、マティーニ・ディ・アルマ・ディ・タッジアが第一次世界大戦前にドライジンとドライベルモットの1:1比率のマティーニを発明したという説。
  • マルティーニ&ロッシ説
    ワインやベルモットを生産しているマルティーニ&ロッシ社が開発したという説。
  • ドイツ音楽家説
    白ワインとジンの混合が大好物だったドイツ生まれの音楽家が、ジャン・ポール・エーギデ・マルティーニがフランス音楽業界で流行させたという説。

ドライマティーニの浮上

BiblioArchives / LibraryArchives from Canada, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

元のレシピよりも甘さを控え、ベルモットの比率を減らした「ドライマティーニ」が流行ったのは1900年代に入ってから。

特にイギリスのチャーチル首相は、ベルモットを全く入れずに「ベルモットのボトルを見ながら飲む」という、究極なドライな飲み方を好んでいました。

このドライマティーニの浮上により、マティーニはより洗練された紳士のカクテルとしての地位を確立しました。

007の影響力

マティーニは有名なスパイ小説007シリーズで再び人気を博しました。

主人公のジェームズ・ボンドはマティーニが大好きで、全作品の中で合計35杯ものマティーニを頼む様子が描かれています。

そのうち19杯はウォッカマティーニ(ジンをウォッカで代用したもの)で、何度も登場する「ステアせず、シェイクで(Shaken not Stirred)」という台詞はフィクション界を代表する有名な言葉となりました。

このシリーズの影響で、マティーニは世界中でさらに広く知られるようになりました。

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