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ネグローニの作り方・アレンジ・歴史|カクテル辞典

カクテル辞典
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ネグローニ Negroni
タイプロック
手法ステア
特徴薬草、深い、苦味のコク、フローラル、甘い

材料名分量
カンパリ40ml
ジン40ml
スイートベルモット40ml
飾り:オレンジスライス、オレンジピール
  1. ステアグラスにライウイスキー、スイートベルモット、アンゴスチュラビターズを入れる
  2. 氷をたっぷり入れ、しっかりと冷えるまでステアする
  3. 冷やしておいたロックグラスに氷を入れる
  4. ステアグラスにストレーナーを被せ、❸のグラスに注ぐ
  5. お好みでオレンジスライスかオレンジピールを飾る
タップしてコツや注意点をチェック!
  • オレンジは使う前にしっかり洗う
    オレンジは長期保存のために、皮の表面に防腐剤やロウが塗られていることが多いです。ぬるま湯を使用しながら手を使って優しく洗ってから使用することで、これらの添加物がカクテルに入るのを防止し、さらに表面を刺激し香りを広げることが出来ます。
  • スイートベルモットは新鮮なものを使う
    ベルモットは開栓してから時間が経つと劣化してしまいます。開栓後は冷蔵庫で保管し、早めに使い切ることを心がけましょう。使用する前に匂いを確認することで品質を確認できます。
  • ステアする時に味見する
    ステアは少なすぎると十分に冷えず、逆に多すぎると水っぽくなってしまいます。バースプーンやストローで味見をしながら、ステアの回数を調整するのがオススメです。
  • グラスはしっかり冷やしておく
    グラスは前もって冷凍庫に入れておくか、氷水を入れて冷やしておくと、飲んでいる間に常温になるのを防ぐことができます。
  • オレンジピールは優しく絞る
    オレンジピールを絞る際には、外側を下にして軽く折るようにすると、香り成分を豊富に含んだオイルがカクテルの上に広がります。グラスの縁にオイルを塗るとさらに香りが楽しめます。ピールを中に入れるのも良いですが、苦味が気になる場合は内側の白い皮を取り除きましょう。
  • オレンジピールのオイルに火をつける
    グラスの上でオレンジピールを絞る際、オイルが出る方向にマッチの火などをかざすと、絞ると同時にオイルが引火し、より深く豊かな香りを加えることが出来ます。
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類似カクテル
  • アメリカーノ
    ジンの変わりに炭酸水を使用してさっぱりと仕上げた、ネグローニの原形と言われているカクテル
  • ブールヴァルディエ
    ジンの変わりにバーボンを使用するカクテル
  • ホワイトネグローニ
    カンパリの変わりにスーズ、スイートベルモットの変わりにリレブランを使用するカクテル
  • ネグローニズバリアート
    ジンの変わりにスパークリングワインを使用するカクテル

特徴

カンパリはイタリア産のアマロ(薬草系のリキュール)で、クローブやシナモンなどのスパイスと柑橘系の爽やかさや苦味が特徴的です。これにジンのしっかりとしたアルコール感とジュニパーベリーの風味が加わり、満足する一杯に仕上がります。このままでは苦味が勝ってしまいますが、そこにスイートベルモットの甘みが加わり、味に丸みが出て飲みやすくなります。

POINT

ネグローニのアルコール(ベース)・甘味・苦味(ビターズ)の組み合わせは、オールドファッションドやマンハッタンとも似ており、多くのクラシックカクテルで使われている味の組み合わせ方です。その中でもネグローニは、3つの材料をイコールパーツ(同じ量)入れることで完成するため覚えやすく、バーテンダーの多くが最初に学ぶカクテルとしても有名です。

アルコール(ベース)甘味苦味(ビターズ)
ネグローニジンスイートベルモットカンパリ
オールドファッションドウイスキー砂糖(シロップ)アンゴスチュラビターズ
マンハッタンウイスキースイートベルモットアンゴスチュラビターズ
マティーニジンドライベルモット(オレンジビターズ)

日本ではあまりなじみの無いネグローニですが、食前酒・食後酒としても単体としても楽しめることから、世界で一番飲まれているカクテルと言われています。

アレンジ方法

ネグローニには様々な派生カクテルがあります。どれもアルコール(ベース)、甘味、苦味(ビターズ)の組み合わせを基本としており、それぞれの材料を他の類似材料と入れ替えることで新しい味を生み出しています。

ネグローニの派生カクテル
アルコール(ベース)甘味苦味(ビターズ)
ネグローニジンスイートベルモットカンパリ
ブールヴァルディエバーボンスイートベルモットカンパリ
メスカルネグローニメスカルスイートベルモットカンパリ
オールドパルライウイスキードライベルモットカンパリ
ホワイトネグローニジンリレブランスーズ

この3つ要素の組み合わせを頭に入れておけば、自分の好きなお酒を使ってオリジナルカクテルを作ることが出来ます。是非とも、色々挑戦してみてください。

歴史

昔からカクテル通の間で愛されてきたビターでアルコール度の高いネグローニは、今やバーカウンターにあるボトルの数ほどのバリエーションを持つ定番メニューとして定着しています。フィレンツェのカフェから米国のあらゆるバーまで、このクラシックなカンパリドリンクの旅を追ってみましょう。

1919年、始まり

ネグローニの物語は、フィレンツェのカフェ・カソーニで始まります。歴史的な文書には記録されていませんが、カクテル愛好家の間では、カミッロ・ネグローニ伯爵が通常のソーダ水の代わりにジンを使ったアメリカーノを注文したときに、このカクテルを発明したと信じられています。それは成功し、その後間もなく、ネグローニ家がネグローニ蒸留所を設立し、彼らはそれをアンティコネグローニ1919と呼ぶ、カクテルのレディトゥドリンク(そのままカクテルとして飲める)バージョンを生産しました。

1947年、広がる名声

Photo by LME Press, https://www.flickr.com/photos/130765784@N06/18297286891, CC BY-ND 2.0 DEED

このネグローニの人気はどんどん高まり、名優のオーソン・ウェルズの口にもネグローニの名がのぼりました。彼はローマでロケーション中にこれを試し、コショクトン・トリビューン紙に「ビターズは肝臓にとって良いですが、ジンはあなたにとって悪いです。それらは(ネグローニによって)お互いバランスをとります。」とコメントし、ネグローニの名声はさらに広まりました。

1967年、最初のバリエーション

ミラノのバール・バッソは、ジンの代わりにプロセッコを使った、ネグローニズバリアート(「間違ったネグローニ」)の発明で称賛されています。伝説によれば、忙しすぎるバーテンダーが見ずにプロセッコのボトルを掴んでジンだと思い込んだときに、誰かがネグローニを注文したことがあり、そのお客さんがそれを気に入ったことが始まりとされています。

2002年&2010年、ホワイトネグローニと樽熟成ネグローニ

2002年、イギリスのカクテルエキスパートであるウェイン・コリンズによって、最初のホワイトネグローニが作られたとされています。彼は甘口ベルモットとカンパリの代わりにリレット・ブランとスーズを使い、今となってはスーズを使った定番カクテルの1つとなっています。また、2010年には遠いアメリカ、オレゴン州ポートランドのクライド・コモンのジェフリー・モーゲンサーラーが、カクテルの樽熟成に成功しました。当初はマンハッタンのたる熟成から始めましたが、その後にすぐにネグローニに移り、ニューヨークのタスヒルタウン蒸留所のウイスキー樽で熟成させました。

2013年、ネグローニウィーク

ネグローニの苦甘の魔法に乗って、カンパリとインバイブ誌は力を合わせて、ネグローニウィークを開催しました。この年に一度の9月の祭りは、国内のバーが自分たちのネグローニのアレンジを提供し、それらのカクテルの売上の一部を選択した慈善団体に寄付することを奨励します。

永続的な遺産

多くのバリエーションがあるにもかかわらず、ジン、カンパリ、ベルモットを等量に混ぜたクラシックなネグローニのレシピは、カクテル愛好家の間で人気があり続けています。それはその永遠の魅力と持続的な複雑さの証であり、フィレンツェでのささやかな始まりから世界的な名声まで、ネグローニの旅はミクソロジーの進化と、上質なカクテルの持続的な魅力を反映しています。

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