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モヒートの作り方・アレンジ・歴史|カクテル辞典

カクテル辞典
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モヒート Mojito
タイプトール
手法ビルド、ペストル
特徴爽やか、ミント、すっきり、炭酸、鼻から抜ける

材料名分量
ホワイトラム45ml
ライム半分
砂糖*1大さじ2
ミント適量
炭酸水適量
飾り:ミント、ライム
  1. ライム半分を3等分に切り、冷やしたトールグラスにホワイトラム、砂糖、ミント(10枚以上)、絞ったライム(皮ごと)を入れる
  2. ペストルで優しく潰し、全体がしっかり混ざるようにする*2
  3. 氷を入れて、グラス一杯になるまで炭酸水を注ぎ、優しくステアする。
  4. お好みでミント、ライムを飾る

*1 砂糖はシュガーシロップ30mlで代用すると、甘さが均等に広がります
*2 砂糖が溶けていなくても大丈夫です

タップしてコツや注意点をチェック!
  • ライムは使う前にしっかり洗う
    ライムは長期保存のために、皮の表面に防腐剤やロウが塗られていることが多いです。ぬるま湯を使用しながら手を使って優しく洗ってから使用することで、これらの添加物がカクテルに入るのを防止し、さらに表面を刺激し香りを広げることが出来ます。切り方はくし切りでも輪切りでもいいです。
  • ミントは乾燥させない
    ミントは保存しているうちに乾燥し、香りが抜けダメになってしまいます。購入してからは水に挿したり、ぬらしたキッチンペーパーに包んで袋に入れて冷蔵庫で保存してください。家庭菜園で自家製ミントを育てておけば、いつでも新鮮なミントを手に入れることが出来ます。
  • 炭酸は命
    炭酸が抜けてない開栓したばかりの炭酸水を使うよう心がけましょう。炭酸が抜けてしまうと、酸っぱい雑味が残り、ウイスキーを割った際に香りを広げず、薄めるだけになってしまいます。
  • グラスはしっかり冷やしておく
    特にハイボールに関しては、しっかり冷えている状態で飲むことが重要で、ぬるくなってしまうとウイスキーや炭酸水のえぐみが出てしまいます。グラスは前もって冷凍庫に入れておくか、氷水を入れて冷やしておくと、飲んでいる間に常温になるのを防ぐことができます。
  • ペストルで潰しすぎない
    レモンの皮やミントを潰しすぎると、苦みとなる成分が出てしまいます。押し当てて表面の香り成分(油分)が全体に溶け出すように、優しく潰しましょう。砂糖は溶かしきらないことで、飲んでいる間に味の変化や粒の食感を楽しむことが出来ます。
  • 炭酸が抜けないように混ぜる
    混ぜるときに激しく動かしすぎると、炭酸が失われてしまいます。炭酸水はゆっくりと氷の隙間に注ぎ入れ、混ぜるときは氷を持ち上げるように優しくかき混ぜます。炭酸が発生すると、自然に全体が均一になるので、必要以上に力を入れて混ぜる必要はありません。
  • ミントの香りを広げる
    ミントは少し刺激を与えると香りが広がります。飾る前に指で葉っぱを優しくつまんだり、手のひらに乗せてたたいたりすると、モヒートを飲む時に鼻に直接ミントの香りが広がります。
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類似カクテル
  • ミントジュレップ
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特徴

モヒートは、カリブ海を代表するカクテルです。暑い夏の日にぴったりで、リフレッシングなカクテルの定番と言えるでしょう。

ミントの爽快な香りとライムの酸味が絶妙に調和した風味は、まるでハバナのビーチにいるかのような雰囲気に包んでくれます。

シンプルながらも奥深い味わいを持っているモヒート。その魅力の秘密は、ベースとなるラムのファンク、つまり熟した果実の香りや味がしっかりと生かされることにあります。このファンクは、モヒートに独特の個性を与え、他のカクテルとは一線を画します。

ラムが苦手な人の多くは、このファンクを臭みやエグ味と感じますが、モヒートの場合、ライム、炭酸水、ミントが絶妙なバランスで加わることにより、ファンクは旨味に変貌します。ラムが苦手な人も、飲みやすいモヒートとなると心を掴まれる人が増える、不思議なカクテルです。

アレンジ方法

モヒートはベースがシンプルなため、多様なオリジナルモヒートがバーで生み出され、そのアレンジ方法は数え切れないほど存在します。

ラム酒を替える

ラムは広範囲にわたって定義され、味や香り、色に至るまで多様性があります。爽やかなものから、しっかりとした熟成フルーツの香り(ファンク)を持つものまで、さまざまなラムが存在します。熟成の程度や原材料によってもそのバリエーションは幅広く異なります。

先に挙げたハバナクラブは良い選択肢ですが、定番のさっぱりしたバカルディや、バルバドスラムとジャマイカラムをブレンドしたプランテーション・ダーク・ラムもおすすめです。

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フルーツを加える

フルーツを加えると、一気にトロピカル感が増し、見た目も華やかなオリジナルモヒートが出来上がります。柑橘系のオレンジやグレープフルーツを加えたり、冷凍のブルーベリーやラズベリーを入れれば、個性豊かなもヒートが出来上がること間違いありません。

砂糖(シロップ)を替える

砂糖は上白糖やグラニュー糖以外にも、茶色いデメララシュガーを使うのも一般的なアレンジ方法です。本来は固形の砂糖を使うのが昔ながらのやり方ですが、今では多くのバーテンダーが様々なシロップを使って味変を加えています。

モヒートのミント感を強めるためにミントシロップを入れるのもよく使われる手法ですが、テキーラの原材料であるアガベを使ったアガベシロップでスッキリ感を加えたり、トロピカルなティキカクテルでよく使われるオルジェシロップ(アーモンドとバラ水のシロップ)で深みを加えることもできます。

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他にも、先述のフルーツを加えるのと同様に、フルーツシロップを使って色合いも含めて華やかに仕上げることもできます。シロップの種類は多岐にわたるため、皆さんが好みのシロップを見つけてモヒートに取り入れてみてください。

ミントも品種が多種多様!

ミントには様々な種類があり、それぞれ異なる個性を持っています。モヒートに最も適したミントは「イエルバブエナ」です。これはスペイン語で「良いミント」という意味を持ち、カリブ海の国々でモヒートに使用されていた高品質なミントの総称です。

その中でも、広く知られているのは「スペアミント」です。このミントは葉が大きく、先が矢(スペア)のようにとがっていることからその名が付けられ、古くから世界中で薬草や香り付けとして広く利用されてきました。

しかし、よりスースーしたミント感を求める人には「ペパーミント」や日本原産の「薄荷(はっか)」がおすすめです。他にも、他の香りも感じられる「オレンジミント」や「アップルミント」、そして「チョコレートミント」などもあり、それぞれ新たな一面を味わうことができます。

ミントは生命力が強く、育てやすいため、家庭菜園で育てたオリジナルのミントを使用することをおすすめします。また、繁殖力が強いため、庭ではなく他の植物や土から離れた場所で鉢植えすることをおすすめします。

歴史

モヒートは、ハバナ、キューバの象徴的なカクテルですが、その正確な起源は謎に包まれており、歴史家の間で議論されています。

二つの有力な発祥説

Wilfredor, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

ひとつの説によれば、16世紀の航海中に、フランシス・ドレイク卿の船員が壊血病や赤痢などの病気に苦しんでいたため、薬効のある飲み物を作ったのが起源だとされています。この混合物は、ミントの葉、ライムジュース、砂糖、そしてアガヴィエンテ(粗いラム酒)で構成され、現代のモヒートの前身とされています。

別の説では、19世紀にキューバのサトウキビ畑で働くアフリカ系奴隷が、カクテルの起源に関与したと言われています。モヒートによく使われるサトウキビジュースのグアラポは、奴隷たちの間で人気があり、ドリンクの進化に影響を与えたかもしれません。「モヒート」という名前の由来にはさまざまな可能性があり、キューバの調味料である「モホ」や、スペイン語で「軽く湿った」を意味する「モハディート」が関連しているとされています。

モヒートの普及と人気

モヒートはその後進化し続け、ラム酒がアガヴィエンテに取って代わり、サトウキビジュースなどの追加の材料が取り入れられ、風味に深みが加わりました。

19世紀にまで来ると、モヒートはハバナの上流階級や影響力のある人々の間で人気を博し、市内のバーと社交クラブで定番のドリンクとなりました。特に、作家のアーネスト・ヘミングウェイが頻繁に訪れた有名なハバナのバー、ラ・ボデギータ・デル・メディオでモヒートを楽しんでいたという逸話から、一気に大ヒットとなりました。

国際的な進出と現代までの進化

1959年のキューバ革命とそれに続くアメリカへの移住により、モヒートはキューバの国境を超えて広まり、ラテンアメリカや世界中で人気を集めました。近年では、モヒートは世界中のバーで定番のカクテルとして愛され、日本でも夏の定番カクテルとして定着しました。

モヒートはキューバ文化の象徴であり、ミクソロジーへの貢献を反映した永続的なシンボルとして、世界中でさまざまな形で楽しまれています。何世紀にもわたる歴史は、カクテルが国境を超え、世界中の飲み手の想像力を掴む能力を示しています。

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