

| タイプ | トール |
| 手法 | ビルド |
| 特徴 | ジンジャー、爽やか、炭酸、すっきり、スパイシー |
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| ウォッカ | 40ml |
| ジンジャービア | 適量 |
| ライム | 1切れ |
- 冷やしたトールグラスにウォッカを入れ、ライムを搾る(お好みで搾ったライムを入れる)
- 10回ステアする
- グラス一杯になるまでジンジャービアを注ぎ、優しくステアする。
- お好みでライム、ピックに指した生姜の砂糖漬け、ミントを飾る
ジンジャービアをジンジャーエールで代用するのもOK!
特徴


スパイシーで甘酸っぱく、ジンジャービアの爽快な風味とライムの酸味が絶妙に組み合わさり、爽快で刺激的な飲み心地が病みつきになるモスコミュール。
飲む前から誘惑的なフレッシュなライムとスパイシーなジンジャーの香りが広がり、夏に友人や仲間とカジュアルに飲むのに最適です。
クリアなグラスに入れても良いですが、伝統的には銅製のマグカップに注がれることがおすすめ。
口当たりがキンキンに冷え、モスコミュールの爽やかさとマッチし、盛り上がること間違いないでしょう。
アレンジ方法

モスコミュールはシンプルだからこそ、様々なアレンジ方法があり、遊び心をくすぐります。
夏に飲む爽やかなカクテルを意識して、独自のアレンジを加えてみましょう!
ウォッカを替える


類似カクテルでも紹介した通り、ベースとなる蒸留酒を替えると様々なカクテルに変化します。
ただ、ウォッカのままでも、フレーバーウォッカを使用すれば多種多様な味わいを生み出すことが出来ます。
シトラス(柑橘)ウォッカやストローベリーウォッカ、パイナップルウォッカなど、可能性は無限大にあるので、好きなフレーバーウォッカを使用して見てください。
フルーツを加える


やっぱりモスコミュールと言えば、爽やかな夏のカクテルのイメージ。
そのイメージに添ったフルーツを加えることで、自分好みのカラフルモスコミュールを作ることが出来ます。
ブルーベリーやラズベリー、オレンジにイチゴなど、お好みに合わせてフルーティーモスコミュールを作ってみてください。
ジンジャービアを替える

ジンジャービアやジンジャーエールには様々な種類があり、甘口なものから辛口なもの、微炭酸のものから強炭酸のものまで様々あります。
ベースを変えたりフルーツを加えるのであれば、バランスを見て使うジンジャーを替えることをオススメします。
歴史


モスコミュールの起源には複数の説がありますが、最も有名なのは、1941年にロシアから米国に移民したソフィー・ベレジンスキーが、父の銅器会社 Moscow Copper Co. で製作した2,000個の銅製マグを持ち込んだことに始まるとされています。
偶然のプレイヤーが生み出した奇跡


ソフィーは自ら開発した銅製のマグを、夢の国アメリカで販売しようと試みたが、当時のアメリカでは需要がなく、在庫が溜まるばかりでした。
そんな中、ハリウッドのサンセットストリップにある Cock ‘n’ Bull という名のパブで、ジョン・マーティンとジャック・モーガン(Cock ‘n’ Bull のオーナー)に出会います。
ジョンはスミノフウォッカの醸造所を持ちながらも、アメリカでのウォッカの人気に悩んでいました。一方、ジャックは自社ブランドのジンジャービアの売り方に頭を悩ませていました。
ソフィーの銅製マグに入れたジョンのウォッカとジャックのジンジャービアを試飲したところ、三人はその味に感激し、「モスコミュール」という名前で販売を開始しました。
ジョンはこのカクテルを広めるために、バーテンダーに銅製のマグで提供する写真を配布し、認知度を高めた結果、モスコミュールは爆発的な人気を博しました。
今でも Moscow Copper Co. は銅製マグを販売しており、ジョンのスミノフウォッカは世界で最も売れているウォッカブランドとなりました。
浮き上がる他の誕生説


昔からこの話しは広く知られていますが、実は最近になり、他の説も浮上しています。
- 1941年に東海岸ニューヨークのマンハッタンにあるChathamホテルで、ジャック、ジョン、そしてスミノフのルドルフ・クネットがレモンを加えた形でモスコミュールを開発し、後に銅製マグを導入した説
- Cock ‘n’ Bullのオーナーであるジャック・モーガンではなく、ヘッドバーテンダーのヒューズ・ポタシュが在庫を減らすために提供し、俳優のブロデリック・クロフォードを初めにその名前が広まった説
真相は明らかではありませんが、これらの説はいずれも当時アメリカで人気のないものを流行させた可能性を示唆しています。
名前の由来


名前の由来については未だ謎に包まれていますが、以下の理由の組み合わせが考えられています。
モスコ(モスクワ=ロシアの首都)
- ソフィーの銅器会社 Moscow Copper Co. から
- ウォッカがロシア(当時ソビエト)の蒸留酒であることから
ミュール(ラバ=ロバと馬の混合種)
- ソフィーが飼っていたラバから
- ジンジャービアに味のパンチがあり、これを指す「Has a kick like a mule(ラバのような蹴りがある)」というフレーズから
- 銅製マグのくぼんでいるデザインが、ラバに蹴られた跡のように見えることから
これらの要素が組み合わさって、モスコミュールという名前が生まれた可能性があります。
浮上した健康被害の懸念

2010年代には、モスコミュールに関連する健康被害の懸念が広まりました。
モスコミュールはライムを使用するため、弱酸性となります。この弱酸性の液体が銅製のマグに接触すると、銅が溶け出し、カクテルに溶け込むことで健康被害が生じる可能性が指摘されました。
実際に、この懸念は深刻であり、アメリカ食品医薬品局(FDA)などの機関は、銅製のマグの使用を避けるように周知しています。
現在、この危険性を回避するために、銅製のマグの内側にステンレスやニッケルなどの金属を使用した商品も増えています。
しかし、冷たい温度や比較的短い提供時間を考慮すると、健康被害のリスクはそれほど高くないという意見もあります。むしろ、少し銅が溶け出した味がモスコミュールにとって不可欠であると考える人もいます。
したがって、自己のリサーチを行った上で、リスクを理解し、適切なマグを選択することが重要です。



