オールドファッションドは、クラシックなカクテルの代表格です。
ウィスキーをベースにした古典的なカクテルで、深い香りと複雑な味わいが大人っぽい雰囲気を醸しだします。
最も古いカクテルの1つで、アレンジもしやすいカクテルなので、皆さんも是非作ってみてください!


| タイプ | ロック |
| 手法 | ビルド |
| 特徴 | 風味豊かな、ほろ苦い、芳香な、複雑、温かみ |
| 材料名 | 分量 |
|---|---|
| ウイスキー | 60ml |
| 砂糖 | 小さじ1 or 角砂糖1つ |
| アンゴスチュラビターズ | 4振り |
- 冷やしたロックグラスの中に砂糖とアンゴスチュラビターズを入れて、ペストルで潰しながら混ぜる
- 氷をとウイスキーを入れ、冷えるまでステアする
- お好みでオレンジピールをグラスの上で絞ったり、チェリーを飾る
砂糖をシュガーシロップで代用するのもOK
特徴

オールドファッションドは、ウイスキーをストレートで飲むのは苦手な人にも、ウイスキーの新たな一面を見たい人にとっても楽しめるカクテルです。
ウイスキーの角がとれ、ほんのりとした甘さとビターズのアクセントで、アプローチしやすくなります。
さらに、オレンジピールや氷から解け出した水分で香りがさらに広がり、飲まずとも大人な雰囲気が漂います。
深みがあり、ゆっくりしっぽりと飲むことで、他のカクテルにはない落ち着きを感じれることでしょう。
アレンジ方法

オールドファッションドは汎用性が高く、カクテルの名前というよりも、1つのカクテルのジャンルと考えても良いです。
ベースとなる蒸留酒に砂糖を加えて飲みやすくし、氷から出る水分で香りを開き、ビターズで深みと複雑さを加えることができます。
つまり、この法則を守りながら、個々の材料を変えるだけで、オリジナルのオールドファッションドを作ることができます。
バーボンを変える

一般的には、しっかりとしているバーボンやライ麦ウイスキーが使われますが、これに限定する必要がありません。
スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーも、少しの甘味を加えることで新たな一面を見せることができます。
ブランデーやジン、ラムなどの蒸留酒に変えても、同じように甘みとビターズを加えることで、全く別の飲み物に生まれ変わります。
砂糖を変える


砂糖はグラニュー糖以外にも、茶色いデメララシュガーや三温糖を使うと、より深い味わいを生むことができます。
砂糖の代わりにシュガーシロップを使うと、均一に甘くすることができるのでこちらもオススメです。
アガベシロップやハチミツシロップ、糖度が高いクレーム・ド・カシスのようなリキュールも、組み合わせとして面白いでしょう。
ビターズを変える


ビターズの定番は確かにアンゴスチュラビターズですが、それ以外にもオレンジビターズやペイショーズビターズ、フェンネルビターズも、一段と深みと複雑さを加えます。
もちろん、複数のビターズを同時に使用するのもオススメです。
ウイスキーの引きだしたい香りに合わせて、使うビターズを変えてみましょう!
- スパイスっぽさ → アンゴスチュラ
- フルーティーさ → オレンジビターズ
- 香ばしさ → ペイショーズ
歴史


オールドファッションの歴史は、カクテルの歴史そのものです。
オールドファッションは、その誕生から現代に至るまで、バーテンダーや飲み手の好み、社会の変化など、さまざまな要因によって形作られてきました。
その伝統的な魅力と味わいは、今日でも多くの人々に愛されています。
カクテルの誕生と進化

1800年ごろ、さまざまなスピリッツ、砂糖、水、ビターズが混合された刺激的な飲み物、いわゆる我々の考えるオールドファッションドのようなものが人気を博しました。
しかし、当初はこのような混合物はさまざまな名前で呼ばれており、オールドファッションドどころかカクテルという単語も存在しませんでした。
その後、どこかでカクテルという単語がこのような混合物の総称をさすようになり、1806にはカクテルという言葉が浸透していたとされています。
ウイスキーカクテルの誕生

当時のカクテルは、あくまでお酒の飲み方の一つにしか過ぎませんでした。
しかし、時代が進むにつれて、「○○カクテル」という単語が特定のレシピを指すようになるまで進化しました。
その中で重要な一つが、1800年代初頭に提供されていたウィスキーカクテルです。
このカクテルはウィスキー、砂糖、ビターズ、水で構成され、私たちが知るオールドファッションの基盤となりました。
オールドファッションドとしての確立

1862年、ジェリー・トーマスが発行した『ジェリー・トーマスのバーテンダーズ・ガイド』には、「オールドファッション」という名前が初めて記載されました。
このレシピはウィスキーではなく、ジンを使用していましたが、後にこの名前が広く受け入れられ、ウィスキーをベースとする古風なカクテルの代名詞となりました。
その後、1895年の『モダン・アメリカン・ドリンクス』で、オールドファッションウィスキーカクテルのレシピが記載され、これが現代のオールドファッションにつながりました。
オールドファッションの普及と発展


オールドファッションは、その後も進化し、20世紀初頭には果物が加えられ、プロヒビション時代にはオレンジスライスやマラスキーノチェリーなどが一般的に使用されるようになりました。
しかし、1970年代や1980年代には、若い飲み手がディスコドリンクなど他のタイプのカクテルを好むようになり、オールドファッションは老舗の飲み物として人気を失ってしまいました。
現代への復活

そんな低迷期を乗り越え、1990年代半ばにロンドンでカクテルルネサンスが訪れると、オールドファッションは復活し、再び人気を集めるようになりました。
特に影響力のあるバーテンダーであるディック・ブラッドセルにより、オールドファッションを復活し、古典的なスタイルを流行させました。
これにより、オールドファッションは再び広く愛されるようになり、カクテルの愛好家やバーテンダーによって新たな注目を集めました。



